失敗しない防音工事業者の選び方
まず、一般住宅で100%音が漏れない防音は不可能だという事を認識する事です。
換気などの空気循環が無い建物は、建築基準法上ありえませんので音は漏れます。
ちなみに、防音の最先端であるNHKスタジオは80dB前後の遮音性能で、100%ではありませんが、人間の耳では聴こえない程の範囲に抑えられています。
NHKスタジオに限らず、専門的な防音室の防音構造は重量・壁厚も全く違いますので、一般住宅で同等の遮音性能を得る事は非常に難しくなります。
木造一般住宅では「30~45dB程度の防音工事が限界でしょう」と、最初からお伝えする業者さんもいるようですが、これでは、建築基準より少し性能が高いだけです。
ご希望の防音室の目的やイメージを丁寧にヒアリングして理解した上で防音設計を提案してくれる施工業者さんを選びましょう。
施工物件数、遮音性能の数値、有名な楽器メーカーや建設業者、工務店の知名度だけでは、良い防音工事が出来るかの判断は出来ません。
施工業者選びの最終的な判断
依頼者も「業者に全てお任せ」にしないで、ご希望や提案に対する疑問等も含め詳細にお打合せをする事が成功につながります。
求める防音室の目的をしっかり把握した上で、今現在の事だけでは無く、将来的なビジョンにもマッチした提案をしてくれる業者さんを選ぶ事です。