ピアノ専用の防音室ならD.S.Pコーポレーションにおまかせください

防音室の構造

ボックスインボックス構法

ボックスインボックス構法とは、お部屋(箱)の中にもう一つお部屋(箱)を浮き構造で造る構法です。二重サッシもガラスとガラスの間には隙間がありますが、同じように防音室にも壁と壁の間に隙間(=空気層)を設けます。この構法はコンサートホールや劇場などの公共建築でも採用されている構法で、当社では標準仕様として施工させて頂いております。

ボックスインボックス構法

ボックスインボックス構法

ピアノ防音室の防振

新しく造られる床や天井から振動が伝わらないように、床と天井には防振材(ゴムなど)を使います。防音室で重要な事は、室内で出す音が隣接する部屋やご近所様に対して迷惑にならない様にすることです。

部屋の遮音性能は「D値」 で評価します。
ピアノ室ならD-50~D-55程度、ドラム室など低音や振動まで考慮するお部屋の場合はD-65~D-70を目標値として防音室の設計を行います。

防音室の遮音構造概念図

防音室の遮音構造概念図

隣室や隣戸の使用条件によって必要な遮音性能は変わりますが、特にマンションなど集合住宅においてはわずかな音でも苦情になることが多々あります。そのための対策をしっかりととる必要があるのです。

遮音・防振設計の必要性

ピアノ室では壁・天井・床に対して遮音・防振構造(浮遮音層)が必ず必要となります。
音は足から床を伝わり、また、壁や天井・床に入射した音が物体内に伝わり隣室に放射するためです。

音の伝搬経路

音の伝搬経路

空気伝搬音と固体伝搬音

空気伝搬音
ピアノやテレビ等の音源から放出された音が、空気中を伝搬する音です。
距離減衰によって音源から離れるほどレベルが減衰し、さらに塀などの遮蔽物によっても減衰します。

固体伝搬音
振動源から発生した振動(衝撃)が、建物の躯体に直接加わり、この振動が建物躯体を伝搬して、天井や壁を振動させて空気中に音として放射する音です。

伝搬経路上の減衰は空気伝搬音より小さく、減衰傾向は伝搬経路の地盤や固体の形状、また音としての放射する面と下地構造によって異なります。

マンションの騒音トラブルでは、床衝撃音、設備機器の騒音、給排水音、扉など建具の開閉音、エレベーター駆動音などの固体伝搬音が原因として挙げられます。

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