防音ご依頼内容
現在、自宅マンションに簡易防音室を設置してピアノ教室をひらいています。
アップライトでのレッスン環境を一新して、グランドピアノ導入を検討中です。
リトミックや複数人でのピアノレッスンが可能な広さの防音室を希望します。
建物概要
- 構造 : RC造マンション
- 施工階数 : 2階
- 部屋の広さ : 4.3畳(施工後の内法面積)
遮音性能
- 室内 : D-45~50程度(開口部除く)
- 上下階・隣戸 : D-65程度(開口部除く)
防音室の使用用途を教えてください
自宅マンションでのピアノレッスンが目的です。
使用楽器はカワイのグランドピアノで、電子キーボードも併用しています。
以前まではカワイ音楽教室の講師をしていました。
竣工した防音室のご感想は?
DSPさんに防音室の施工をお願いする前まで、某大手メーカーの簡易防音室を設置してレッスンをしていました。
当時は狭くて暗いレッスン環境でしたので、それと比べて環境が劇的に変わりました!
レッスン室自体が広くなりましたし、何よりグランドピアノを置いてレッスンできるようになった事が嬉しいです。
サッシ(引違い)式の入口のおかげで部屋が広く感じられますし、廊下も明るいのがとても良いですね。
最初からDSPさんにお願いしていれば良かったです。
防音室を造ろうとご検討された理由は?
ピアノ教室のHP制作をしていた時に、せっかく宣伝をするのなら、教室環境もしっかり整えたいと思ったんです。
「本格的な防音室を造る」という事は色々な面で大きな決断でした。でも先延ばしをしたくないと思い、業者探しを始めたんです。
ピアノ教室自体は今の場所に引越したタイミングでスタートしました。
家族から「マンションでピアノ教室をやるなら防音しておいたほうが良い」と助言があったため、簡易防音室を造りアップライトピアノを使用していました。
その簡易防音室の使い勝手が悪かったんです。
あまり光が入らない北側の部屋に2畳の簡易防音室を設置しました。
FIX窓が付いているだけで、さらに部屋の中に防音室を入れているため、コの字型にデットスペースがあり、とても狭苦しい状態でした。
また、部屋と防音室のドアの間を、生徒の待機スペースにしていたのですが、一人しか入れない程度の広さで、暗いのも気になっていました。親御さんがレッスンを見学できるスペースも無く、いつも申し訳ないなと感じていました。
元々、友人からピアノを教えてほしいと頼まれたのが、ピアノ教室を始めるきっかけでした。
レッスンを続けているうちにクチコミが広がって、今では生徒が20人。
これから生徒が増える事を考えると、今の簡易防音室でレッスンを続けていくには限界だなと感じるようになりました。
以前から実家のグランドピアノをレッスンで使いたいと思っていましたし、新しく防音室を造るなら今だなと思ったんです。
サッシ(引違い)式の防音室はご存知でしたか?
DSPさんのホームページを見て初めて知りました。
見積りは何社に出されましたか?また、当社を選んでいただけた理由は?
全部で2社に見積りをお願いしました。
DSPさんに決めた理由は、インナーサッシ防音室の性能と、ホームページに掲載されている施工例の豊富さです。
防音室の価格帯については、簡易防音室を導入した経験から自分の中で大体の相場を把握していました。
ですが、最初に見積りをお願いした会社は、想像以上に安くて驚いてしまったんです。
話を聞くと、その会社は防音ブースのみを提供している所でした。
設計図を見させていただいたんですが、ドアの開口部分の広さがグランドピアノが入るのか不安になるほどの狭さだったんです。防音室を造っても、結果的にピアノを搬入できないと意味がないので(笑)
「この防音室、本当にグランドピアノが入りますか?」と担当の方に質問したら、段ボールを使用して大雑把な大きさを示してくださり、ぎりぎりピアノが入ることは分かりました。ですが不安が強く残ったため、その会社は選択肢から外しました。
2009年頃に防音室をネット検索した時にDSPさんのホームページを見た事があって、当時からサッシ防音室がすごく印象的で記憶に残っていたんです。
それを思い出して、再びホームページを検索し、すぐに問い合わせをしました。
見積りでは、どこを削れるか、何を付け加えられるか等を考えてくださいました。
当社施工の防音室ご見学はされましたか?
実は見学には行っていないんです。
簡易防音室の性能は実際に使っていて分かっていましたし、イチから防音室を造ればそれよりも遮音性能が低くなる事はありませんよね。
それから、DSPさんのホームページは最初に見たときと比べて、施工例が常に更新されていますし、その内容やYouTube動画を見ていて、会社に対する安心感があったので、敢えてそこまでしようとは思いませんでした。
今思い返せば、他の方の防音室も見ておけば良かったなぁと(笑)
打合せでのスタッフの対応や説明はいかがでしたか?
とにかく対応がとてもスピーディでした。
問い合わせのメールを送った翌日には、スタッフの方が自宅に来て話をしてくださいました。
最初に見積りを頼んだ会社よりも後に問い合わせをしたのですが、それよりも対応が早くて驚きましたね。
とても親身に防音室の説明をしていただきました。
プランニングでこだわった点はありますか?
防音室にインターホンをつけていただいたのと、吹き抜け側に付いていた柵を取っていただきました。
また、元々あったクローゼットを解体して、50センチほど広くしてもらいました。
予想以上に部屋が広くなりましたね。
工事期間中、現場監督や職人の対応はどうでしたか?
私たちが普段どおり住みながらの防音工事でした。
職人さん達とは常に顔を合わせていましたし、現場監督の方から日々工事の内容をご説明いただいていたので不安は全くありませんでしたね。
工事も最終段階に入ったとき、防音室内に貼られていた壁紙が決めたものと異なることに気付きました。
とても綺麗に貼ってもらっていたので悩みましたが、夜23時頃にスタッフの方に電話をしたら、すぐに調べてくださいました。そこで業者側の発注ミスだと分かり、改めて貼り直していただいたんです。
この時の対応が現場監督の方も職人さんも本当に迅速で、さらに信頼度がアップしました。
竣工から4カ月ほど経ちました。音を鳴らす環境は変わりましたか?
4カ月というより、もっとずっと前からDSPさんの防音室を使っていたような感覚なんです。
それくらい今の生活にとても馴染んでいます。
今までの防音室は広さが2畳でしたので、リトミックのように体を使ったカリキュラムや、複数人でのピアノレッスンができなかったんです。特にリトミックはずっとやりたかった事なので、レッスンの幅が広がってとても嬉しいです。また、この防音室自体が生徒同士の顔を合わせて交流できる場にもなりました。
防音室を造ってからは、6人くらいでのアンサンブルもできるようになりました。
連弾にタンバリン、カホンやドラムなどを加えて、発表会に向けて楽しく練習しています。
防音室のある暮らしはいかがですか?
思いっきりピアノを弾けて、多種多様なレッスンができるようになったので本当に満足しています。
防音室で初めてピアノの音を出した時、「どこのホールだろう!」と思うくらい、気持ちの良い音響でした。
音の漏れが気になり、両隣の住人さんに聞いてみると「全然聞こえなかったよ」と言っていただけたんです。あれだけ弾いても大丈夫なんだ!と驚きましたし、何より安心しましたね。
また、私だけでなく息子も防音室を喜んで活用しています。私がブログを書いたり、息子は宿題をやっているんですが、防音室だと集中しやすいですね。室内も居心地が良くて、落ち着きます。
ピアノ教室の環境も整いましたし、これからはもっと生徒を増やして、人が沢山集まる音楽室にしたいなと思っています。現在の生徒は24人なので、3年以内に40人を目標にしています。
いずれは“南古谷のピアノ教室といったらココ”と言われるくらいになりたいですね。
防音室を検討されている方にアドバイスがあればお願いします
自分では「不可能かな?」と思うことでも、まずは遠慮しないで相談すること。
そしてこちら側での要望があれば、最初に全部伝えておく事ですかね。
DSPさんは要望に沿って様々な提案を考えてくださいました。
そういった意味で言うと、防音室を造る際の“業者選び”はとても大事です。
私はDSPさんで防音室を造って後悔していません。