防音ご依頼内容
自宅の1室でピアノ教室をはじめる予定です。
近隣には迷惑を掛けず、音響も整えて、生徒たちも気持ち良く演奏できる防音室をつくりたい。
建物概要
- 構造 : 木造一戸建て
- 施工階数 : 1階
- 部屋の広さ : 4.8畳(施工後の内法面積)
遮音性能
- 室内 : D-50程度(開口部除く)
- 外部 : D-55程度(開口部除く)
防音工事をされた部屋の用途を教えていただけますか?
生徒にピアノを教えるピアノレッスン用の部屋として、グランドピアノとエレクトーンを使用します。
防音室を検討されたきっかけは?
新居の自宅で個人向けのピアノ教室をひらくことを計画しているためです。
ピアノの音を出すことに対して、ご近所には迷惑を掛けず、なおかつ自分が気持ち良く教えられる環境と生徒が気持ち良く弾ける環境が欲しかったんです。
防音工事の見積もりは何社されましたか?
インターネットで業者をさがして、ホームページを見たり、資料請求をしたりしました。
最終的には4社に見積もりをお願いしました。
業者選びのポイントと最終的に当社を選んでいただけた決め手は?
まず金額面では、御社と他社では差がありすぎて比較にならない程でした。もちろん御社のほうが低い見積もりでした。それと、他社のプランは“価格が高いのに閉鎖的な防音室”という印象で、この部屋でピアノを教えたいとは到底思えませんでした。自分が長時間居られないような部屋では、生徒さん側も息苦しいですよね。
決め手は何と言ってもクオリティ。
その裏付けが「防音室の見学」でした。私たちと似た条件の防音室を御社が施工されていて、連絡をしたらすぐに週末に連れて行っていただけたんです。音は目に見えないので、説明だけではやっぱり不安なんですよね。すでに出来上がった防音室で、普段生活をして利用されている環境で聴いてみて、これなら安心だと思いました。
お部屋の広さも狭くなると思っていたんですが、実際に見てみると思ったほど圧迫感もなく、これなら大丈夫だと思いましたね。
あとは、自宅に防音室を造るということは、そこに暮らす家族もその空間(防音室)に毎日関わっていく事になりますよね。そういった観点から他社と比較しても、やっぱり御社の防音室は造りが良いんです。防音室自体を「The 防音室」ではなく、普通の部屋のなかの一つとして捉えられる。
見栄えも良くて、その上クオリティも良いなんて最高ですよ!
入口がサッシ仕様の防音室は知っていましたか?
ネットで防音室を検索していて初めて知りました。それまでは防音室といえば閉塞的な感じのものをイメージしていました。存在を知ってからは、検討ポイントして「サッシ仕様」という条件の比重は大きかったです。
防音工事後にピアノを業者に搬入してもらったんですが、搬入実績の豊富な業者さんでさえサッシ仕様の防音室は初めてだったようで、しかも遮音性能が良いことにとても驚いていました。
防音室へのリフォームプランニングで、特にこだわった点はありますか?
元々の部屋は和室で、壁に6つの小さな小窓がありました。気に入っていた部分でもあるので、可能ならばそれを残したかったんです。
見積もり段階で他の業者にも聞いてみたんですが、「出来るけど高くなりますよ」とか明確な回答がもらえませんでした。ところが御社にお伺いしたら「残せますよ」と即答でした。なので、FIX窓を残せるというところも大きなポイントでしたね。
あとは、これについても他社では回答が微妙だったんですが、押入をつぶして、そこにエレクトーンを置くスペースを確保しました。エレクトーンの上に収納スペースも造っていただきすごく助かりました。
ご契約までの段階で当社スタッフの対応や説明はいかがでしたか?
非常に分かりやすかったです。
“防音”に対する熱意がとても伝わってきました。他社の担当者とは比べものにならなかったです。防音についての説明もなく、寸法を測って金額を出して終わりの業者もいましたし。
御社は私たちが疑問に思う事を都度解決して納得させてくれたので、安心してお任せできました。
防音工事の着工から竣工までで、現場監督や職人の対応はいかがでしたか?
引越してくる前だったので、工事前に近隣への挨拶をしてくださって非常に助かりました。
竣工後に引越の挨拶にまわった際も、皆さん「業者さんが挨拶にきましたよ~」と言って下さいました。
ピアノを自宅で弾く事について、近隣の方への周知が御社によって事前にワンクッションあった事で、気持ちがとても楽でした。
職人さんも皆さんとても熱心に仕事をしていらしたのが印象的でした。
実際に工事が始まって、不安はありませんでしたか?
特にありませんでした。
むしろ予定より早く竣工したので、引越に余裕ができてとても助かりました。
出来上がった防音室のご感想は?
「すごい!!!」の一言ですね。
パッと見たら普通の部屋にしか見えないですからね。
あと狭くなるって言われていたのに、感覚的にはむしろ前より広くなったと思いました。
できるまではやっぱり多少不安な気持ちがありました。
でも今では、本当に「造って良かった」と心から思っています。
感覚的には、防音室を造ったというより、家のリフォームをした感じです。
竣工から1ヶ月ほど。お部屋を使ってみて遮音性能や音響はいかがですか?
音響に関しては、長時間ピアノを弾き続けても疲れない響きですごく弾きやすいです。
あと、部屋そのものの居心地がとても良いです。
遮音の面では、ピアノを弾いている時に外に出て確認してもほとんど聞こえません。近隣のかたも「全然聞こえないから大丈夫」と言ってくれました。
生活スタイルに変化はありましたか?また、ご家族の反応はどうでしたか?
これまでは練習というと、電子ピアノでヘッドフォンをしながらの環境だったり、周りを気にしながらの音出しだったので、どこかでストレスを感じていました。
こんなに気兼ねなくピアノを弾ける環境は本当に久々なので、おかげさまで練習時間が増えました。「ちょっと弾きに行こう」っていう感覚はこれまでありませんでしたから。
主人は楽器経験が無かったんですが、防音室が出来てからピアノを触るようになりましたね。
“楽器を始めたい”と素直に思える環境というのも貴重ですよね。
私がピアノを弾いていて、リビング側で主人がテレビを見ていても全然違和感がありません。ほんの少しだけ聴こえてくるピアノ音が逆に心地良いみたいです。サッシの恩恵でお互いが見えるから安心です。
これから防音室を考えられている方に一言お願いします。
迷ってるならぜひ造った方が良いと思います。私も迷っていたので。
大きな買い物なので、最初は「必要かな」とか「造らないで教えても大丈夫かな」とか色々思っていました。防音シートや防音カーテンだけで済まそうかと思った事もありました。
でも今では、ストレスなく気持ち良く弾けて、心から「やって良かった」と思えます。
なんと言うか、すごく“音楽”が身近になりました。
これからピアノを教えるにあたって、生徒さんにも音楽が身近なモノであって欲しいという想いがありますので、音楽が敷居の高いモノではなく、生活に密着したモノに感じられる素敵な環境ができたと思います。