防音ご依頼内容
子供たちが自宅でグランドピアノを練習できる環境にしたい。
集合住宅のためピアノ音で周囲にご迷惑をかけたくない。
夜20時以降でも安心して音出しできる遮音性能を確保したい。
建物概要
- 構造 : RC造マンション
- 施工階数 : 10階
- 部屋の広さ : 4.32畳(施工後の内法面積)
遮音性能
- 室内 : D-50程度(開口部除く)
- 室外・下、隣室 : D-65程度(開口部除く)
防音室の具体的な用途を教えてください
ピアノ教室に通っている子供たちの自宅練習用で、YAMAHAのG3グランドピアノを設置しています。また、主人がエレキベースを弾くこともあります。
防音室をご検討されたきっかけは?
- マンションでグランドピアノを弾ける環境にしたい
- お隣や上下階に対する音漏れを配慮したい
- 楽器を練習できる時間帯をこれまで以上に増やしたい
『レッスンでは弾けたのに自宅のアップライトピアノではうまく弾けない』
当時、子供たちのこんな状況が続きました。
ある時グランドピアノをお借りできる機会がありました。
するとそんな悩みも解消され、子供たちも楽しんで練習するようになったんです。
「楽器を変えるだけでこんなに違うものなんだな」と思いました。
ただ、楽器が変われば音も大きくなります。
当時は賃貸マンションに住んでいて、ピアノもリビングに置いていたため、近隣を配慮して夜20時には練習を切り上げていました。
今回防音室を造ったこの住居は賃貸に出していました。賃貸契約の切れるタイミングで戻ってくる事を決めていましたし、子供たちも部活動等で帰りが遅くなることも多くなりました。
防音室を造るならこのタイミングと思った訳です。
防音業者はどのように探されましたか?
インターネットで探し、そのうち3社に見積りをお願いしました。
サッシ(引き戸)タイプの防音室はご存知でしたか?
知りませんでした。
インターネットで調べていくうちにサッシタイプがあることを知りました。
<お客様自身の演奏による防音性能検証ビデオ>
防音業者を選ぶポイントは何でしたか?
3社の見積りは「安い・中間・高い」と見事に分かれ、業者選びの難しさを目の当たりにしました。
最初の業者は自分たちの想定よりあまりにも金額が安すぎたため敬遠しました。その分手抜きになっている箇所があるのではないか、と考えたんです。
そのため、DSPさんともう1社で検討することにしました。
しかし、もう1社は連絡がメール対応のみで、詳しい工事内容が不明瞭でした。不安が残ったため、この業者も候補から外しました。
残るはDSPさん。
今だから話せますが、見積り金額は一番高かったです(笑)
それでもDSPさんに決めた理由は4つあります。
1つは運営されているHPに掲載されている施工例が他社と比べて圧倒的に多かったこと。
数だけでなく事例ごとの内容も詳細に書かれていて、写真も豊富に掲載されていました。「自分たちのような集合住宅ではこんな仕上がりになるんだ」とイメージ出来ましたね。
次に驚くほど対応が早かったこと。
問い合わせのメールを送った途端、営業スタッフさんから電話をいただきました。
それから、サッシ(引き戸)タイプの防音室で、窓を残すプランニングが可能だったこと。
他社の防音室プランニングでは「窓を塞ぐことで、防音効果を更に高めることができる」と仰っていたのですが、息苦しい空間になるのは避けたかったんです。
3社ともサッシタイプの防音室でしたが、窓を残したプランニングはDSPさんだけでした。
最後の決め手は営業スタッフさんのひとこと。
実は、防音室はもっと簡単なものかと思っていたんです。
「迷惑がかからない程度なら、少しくらい音が聞こえても大丈夫なのでは?」と考えていました。
子供たちはリビングで練習していましたし、部屋の中で音が聞こえる状態はさほど気にならなかったので。
営業スタッフさんから、
「音が気になる人にとっては、どんなに小さな音でも聞こえてしまうんです。中途半端な防音室を造って、近隣に迷惑をかけているのでは…と常に不安を抱えて生活するより、ちゃんとした防音室を造ったほうが安心ですよ。」
と仰っていただき、私たちの考えが変わりました。
営業スタッフさんの防音に対する考え方や企業理念に感銘を受け、DSPさんに工事をお願いすることにしました。
弊社が施工した防音室へのご見学はされましたか?
越谷市K様邸ピアノ室に見学に行きました。
営業スタッフの方が“私たちと施工条件の似たお宅”にアポイントを取ってくださいました。
屋内・屋外での遮音性能や防音室内の音の響きなどとても参考になりました。
防音室の施工に自信を持たれていて、尚且つお客さんから信頼されているからこそ、こうやってご見学ができるんだろうなと感じましたね。
お打合せでの当社スタッフの対応や説明はいかがでしたか?
1つ質問をしたら10説明が返ってくるほど防音についての知識が豊富で驚きました。
聞きたいと思ったことが全て聞けて安心しました!
「必ず安心できる防音室を造ります」と仰っていただいたのも心強かったです。
それから見積りの際に頂戴したCGのお陰で、完成後の防音室がイメージしやすくなりましたね。CGそのままの仕上がりになりました。
プランニングでこだわった点はございますか?
圧迫感のある空間にはしたくないと考えていました。
防音室とはいえ、部屋で過ごす環境を大切にしたかったんです。そのため防音室の入り口はドアではなく、開放感のあるサッシ(引き戸)タイプにする点は特にはずせないポイントでした。
さらに、元々は和室だった場所なので押入れを潰し、同じ面にある隣室(洋室)側のクローゼットも同様に潰すことで、洋室を広くしていただきました。
また、賃貸に出していた住居なので、リビングや洋室のクロス、カーペットの張り替えも一緒にお願いすることにしました。
工期中に不安な点はありませんでしたか?
不安はまったくありませんでしたね。
何度か工事中に足を運びましたが、見るたびに工事が進んでいました。
たった一日で元の和室の解体が済んでいたのには驚きましたね。
職人さんの仕事も丁寧で速く、工期も予定通りでした。
竣工から9か月、音を出す時間帯や練習環境は変わりましたか?
子供たちは「前よりも弾きやすい!」とか「誰にも練習を聞かれないから嬉しい!」と言っています(笑)以前、子供たちの足音が原因で、下階から苦情が入ってしまったことがあったんです。
防音室を造ってからは近隣からの苦情も全くなく、安心して練習ができています。
今まで夜20時には練習を切り上げていましたが、夜23時頃まで出来るようになりました。
防音室のある暮らしはいかがですか?生活スタイルの変化やご家族の反応を教えてください
リビングにピアノを置いていた頃は常に子供たちが練習する音が聞こえていました。「レッスンで先生が教えてくれた箇所、ちゃんと復習できてるかな?」と気にしたり、いい加減な練習をしていると「えー?」と茶々を入れることも。
防音室を造った後は、自分が静かにした状態で耳をそばだてないと、かすかな音すら聞こえなくて。
私たち(親)にとっては少し寂しいような、物足りないような感じもありますね、そこがデメリットかな?(笑)
子供たちの練習中にリビング側でテレビを観たり、音楽を聞いたりすることも可能ですが、親が環境をサポートすることも大事ですよね。
しっかり防音をしていても、娘たちが頑張っている姿はサッシ越しに見えるので、今は静かに見守っている毎日です。
最後に、防音室を検討されている方に向けてアドバイスをお願いします
防音室を造る目的、プランニングはとても重要です。それが揺らいでしまうと、自分が求めている遮音性能に辿り着かなかったり、満足できる結果にならないと思います。
自分たちがどのような防音室を求めているかを明確にすれば、営業スタッフさんが親身になって相談に乗ってくれますよ。迷われている方がいたら、DSPさんの防音室を是非オススメします!